中小企業診断士試験はどんな試験

てんちゃん
中小企業診断士試験ってどんな試験なの?なんか難しそう。
パパりん

中小企業診断士試験は1次試験、2次試験に分かれていて、合格率は1次、2次試験ともに20%前後、2次試験に含まれる口述試験はほぼ全員合格できるので、試験全体での合格率は4%前後と難易度は高い試験だよ。しかし、着実に学習していけば必ず合格できる。仕事しながら合格できる難関資格の一つと言われているよ。

中小企業診断士には学歴や年齢、実務経験といった受験資格は定められていないので、誰でも受験できるのが良いね。

1次試験は、「経済学・経済政策」、「財務・会計」、「企業経営理論」、「運営管理」、「経営法務」、「経営情報システム」、「中小企業経営・中小企業政策」の7科目を8月上旬の土日でまる二日間にかけて受験する。

1次試験の合格基準は、
・総得点の60%以上かつ、すべての科目で40点以上
・科目ごとの合格基準は、満点の60%以上

1次試験はマークシート方式で正解が発表されるので、明確な解答が存在する絶対評価なんだ。しかも科目合格制度があり、1次試験で合格した科目は合格した年度を含め3年間の有効期限があって、 1次試験で不合格となった場合でも、合格した科目があれば2年後までの試験では、その科目が免除となるよ。

2次試験は、「事例1・組織に関する人事、経営戦略・管理の事例」、「事例2・マーケティング、流通に関する戦略・管理の事例」、「事例3・生産・技術に関する戦略・管理の事例」、「事例4・財務会計に関する戦略・管理の事例」の4科目の記述で行われる。筆記試験は10月下旬の日曜日に各科目80分でまる一日かかる。筆記試験に合格したら12月下旬の日曜日に10分程度の口述試験が実施される。

2次試験の合格基準は、
・筆記試験は、総点数の60%以上かつ、すべての科目で40点以上
・口述試験は、評定が60%以上

1次試験に合格して不幸にも2次試験に不合格だっととしても、翌年まで1次試験に合格しなくても2次試験は受験できる。

2次試験は筆記試験であり、これまで解答が発表されたことがないので明確な解答が存在しないのが受験生泣かせなんだよ。それでも毎年の合格率が20%前後と安定しているため相対評価ではないかと言われている。 そのため、2次試験に合格するには、ほかの受験者が答えれられる問題は必ず答えて、それ以上の点数を獲得しなければならないのが難しいんだ。
そのために合格するための勉強時間は約1000時間と言われており、私は1次試験はいつも一発合格したけど2次試験は3度目の正直で3年かかったよ。2次試験に何年かけても合格出来ずに諦めてしまった人が何人もいる。そこで2次試験の代わりに「中小企業診断士養成課程」を修了することでも合格できるので、そちらに進む人もいるよ。

詳しくは一般社団法人・中小企業診断協会のホームページを見てね。

https://www.j-smeca.jp/contents/007_shiken.html